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おそらのうえで。

おそらのうえで。

*世界にひとり*

 


 「先輩が好きなんですっ」

  偶然通りかかった

    放課後の廊下で

 可愛い女のコが君に

  告白してたんだ。


 *世界にひとり*


 「ごめんね。俺、彼女いるんだ」


 君はそうやって

 にっこり微笑む。


 君はわかってないかも知れないけど

 君のその笑顔が

 どれだけの女のコのココロに

 恋の矢を突き刺してると思ってるの?



 
 勉強も出来て

 スポーツ万能で

 何でもそつなくこなす君は

 そんなこと

 これっぽっちも鼻にかけないね。



 そんなのもあってか

 女の子にも人気があって

 男友達からも信頼も厚い。



 ホントに君は

    モテモテなんだから。。。

  だから彼女な私は

      たくさんたぁ~っくさん

 ヤキモチやいちゃうんだ。



 特に勉強が出来るわけでもなくって

 スポーツができるわけでもない。

 かわいいわけでもないし

 頼られる存在でもない。

 なんでもそこそこな私。



 君は


 「オレの彼女だって
   堂々してればいいんだよ」


 そうやって笑う。


 でもね

 やっぱりなんだか

 遠慮しちゃうんだよね。


 心のどこかでは

 君を独り占めにしたくって

 たまんないくせして

 結局は片想いみたいにさ

 ちょっと遠くで君を見て

 君と女のコが楽しそうに話してるのに

 嫉妬してさ。



 「世界で女のコが
   私だけなら良かった。。。」


 いつもの帰り道

そうつぶやく私の手を

 君は多きな手で包んでくれてる。


 「どうしたんだよ急に」


 だってね

 
 「世界で女の子が私だけだったら
    君を独り占め出来るもん。
  君が女の子と話してるのを見て
   かわいくない嫉妬もしなくっていい」


 いつだって

 君と一緒にいたい。

 いつだって

 君のとなりは私の居場所で

 あってほしい。

 いつだって

 君の一番でいたくって

 他の女のコになんて

 触れて欲しくないの。



 それはただの

 私のわがままだけど

 君のコト

 大好きだから

 だから

 独り占めしてたいの。



 「でもそれは困るな~」


 
 「なんで?」




 「だって、もしも世界に女のコが
   お前だけんなったら・・・
  お前に男がむらがる」

  

 不思議そうに君を見つめる私に

 君はいつもの笑顔で言ったんだ。



 「俺ね、ちょっとでもお前が
   他の男と話してたりすると
  すっげぇむかついて
    すぐにでもひっぱってきて
 オレの隣においておきたくなるんですけど」



 なぁ~んだ。


 君も私と


 同じこと考えてたんだね。




 もしもね


 世界に女のコが私だけで


 どんなに沢山の男のコが
   言い寄ってきても


 私はきみを選ぶよ。


 

 だからね


 もしも世界に男のコが

 
 きみひとりで


 たくさんの女のコが言い寄っても


 君には・・・


 私を選んで欲しい。










世界に自分しか女がいなかったら

あ~・・・子孫反映は見込めないなぁ・・・(笑)


世界にひとりとはならんでいいけど
自分のスキな人を
みんながかっこいいとか言うのはなんかなぁ・・・
嬉しいけど、やめてほしくなる。

嬉しいけど
みんながかっこいいとか言ったら
スキな人が自分じゃない
彼のことをかっこいいって思ってる女のコのとこに
いってしまいそうで嫌になる。


独占欲、強いから。


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bbs

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